本当に良い“地方の銘品”を手に入れようと思うと、やっぱり地方に実際に足を運び、それぞれの地域の老舗を巡ったり、口コミをチェックしたりという地道な情報収集をしたいところです。そして、そうした苦労や地方での人とのふれあいを思い入れにして、末永いお使いをしたいと思います。
しかし、残念ながらコロナ禍の今、実際に地方に足を運ぶことはできませんし、“不要不急”の人との触れ合いは自粛せざるを得ません。本当に残念です。
ですが、本当はこんな時こそ、それぞれの地方で地道に頑張っている、良き事業者、生産者を応援したいところですよね。そして、自粛で疲れた自分自身にも何かご褒美をと思いますよね。
まだ知らぬ“銘品”は地方にあり
今、“地方の銘品”は、多くのネットショップで扱われています。そして、最近では全国展開のショッピングセンターなどでも手に入れることができるようになっています。確かに、全国展開されている商品は、評価がそれなりにされていて、失望させられることは少ないかもしれませんが、情報に手垢が付いているような気がして、自分だけの特別なモノにはなってくれません。
今手に入れたいのは、それぞれの地方では評価が高いけれども、まだまだ多くの人には知られていない、情報が生きのいい、そんな“地方の銘品”なんですよね。そんな“地方の銘品”は、これからの伸びしろが十分ありそうで応援し甲斐がありますし、自粛明けには友人にそれとなく自慢ができそうですよね。
という訳で、“地方の銘品”をあつかう数あるネットショップの中から、特に“地域に根差した情報収集力”に強みを持つショッピングサイトを探してみました。
地域に根差した情報収集力に強み
どんなネットショッピングでも、売れそうな商品を実際に探し出して来るのは“バイヤー”と言われる人たちです。“地方の銘品”ということになると、バイヤーが地方に行き、口コミ等を参考に商品を探し出します。もちろん、持ち込み商品もあるでしょうが、持ち込まれた商品を選別するのもまたバイヤーです。なので、ネットショップの品ぞろえは、バイヤーの情報収集能力と良い商品を選ぶ眼力次第という訳です。
しかし、バイヤーは都会に生活していることが多いので、地方の情報を本当に持っているわけではありません。これまで扱った商品情報や、そこで培った人脈を活用しているので、地域によっては情報にムラが出てきても仕方がないように思います。
その点、今回紹介するネットショプのバイヤーは、それぞれ地方で仕事をしている人たちなので、「その地方、その地域の情報なら任せろ」という強者どもです。“地方の銘品”に日々関わっているので、情報の新鮮さにも定評があります。
●ＪＡタウン
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「ＪＡタウン」は、全国の農協の集まりである「全国農業協同組合連合会（ＪＡ全農）」が運営するショッピングサイトです。全国のＪＡに加入する生産者が、それぞれの地域で育てた農畜産品や特産品を出品しています。農協だけに、やはり農畜産品へのこだわりは強く、農畜産品の品ぞろえでは他の追随を許さないところです。
農畜産品では、同じ野菜や果物であっても各地が競い合ってブランドに取り組んでいます。地域を変えて味比べなんてのも楽しいですね。また、加工品では生産者自らが工夫した新商品もあります。時々に合わせて「旬のモノ」を組み合わせた「定期購入」サービスも嬉しいところです。自分の故郷の産品を取り寄せれば、本当に懐かしい気持ちいっぱいになります。
●４７CLUB
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 | ４７ＣＬＵＢ |
「４７CLUB」は、全国の地方新聞社が集まって、それぞれの地域の商品を集めたショッピングサイトです。
４７とはもちろん「１都１道２府４３県」の４７です。そして、全国各地の歴史ある地方新聞５２社が参加しています。地方の情報は、これら地方新聞社が取材し、共同通信を通じて全国にいきわたります。逆に国際的なニュースなどは共同通信から地方新聞社に配信されています。
各地で地域のニュースを起こしている地方新聞の記者がバイヤーの一翼を担っているとなると、その情報には興味が湧いてきます。
そして、４７ＣＬＵＢで扱われている商品は、食品だけでなく、生活用品や雑貨も含まれています。その地域にだけしかない工芸品、民芸品などもあるので、地方色豊かな品揃えなんです。もし商品に迷うようなら、新聞社厳選の逸品が定期的に届けられる「逸品定期便」がおすすめです。
●地方からの贈り物
 | 地方からの贈り物 https://chihou-gift.com/ |
「地方からの贈り物」は、地方銀行10行が参加して展開しているお取り寄せサイトです。地方銀行10行と言えも北は北海道から南は九州まで各地方の銀行が参加しているので、全国展開と言っても申し分はありません。
地方銀行と言えば、地域の活性化を経済面から支える黒子のような存在です。地域の経済を担い得る将来性豊かな事業者の情報には長けています。
さて、このサイトのトップバーには「地域を応援プロジェクト」と書かれています。もともとは、地方銀行とその取引先の食品メーカー、全国各地のバイヤーが出会う展示会「地方銀行フードセレクション」が土台になっているそうです。
そんな地方銀行が集めた商品ですから、商品の幅の広さと信用度は申し分ありませんが、スイーツの品揃えが充実していますよ。
●わが街とくさんネット
 | わが街とくさんネット https://www.wagamachi-tokusan.jp/ |
「わが街とくさんネット」は、地方自治体と運営会社（株式会社サイネックス・ネットワーク）が協働で作っているネットショップです。各県や地方自治体と直接連携しているので、自治体お墨付きの地域ブランド商品が揃えられているってことです。各自治体イチオシの特産品ってことですね。
すでに、“推し（オシ）”の自治体があるなら、このサイトから推し自治体を選んで商品を選択なんて方法があります。“推し”の自治体を直接応援することができますよね。
●郵便局のネットショップ
 | 郵便局のネットショップ https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/ |
「郵便局のネットショプ」は、全国各地にある郵便局が行っているネットショップです。郵便局は、郵便だけでなく、銀行、保険等様々なサービスを事業としていることはご存知の通り。地方暮らしだと、住んでいるところの一番近くにある公共的な施設って言うと郵便局だったりしますし、毎日配達で地域を回ってくれているので、お年寄りにとっては安心を配ってくれているような存在です。
郵便局のネットショップでは、「お中元・お歳暮」から「母の日ギフト」や「こどもの日ギフト」と言った特集モノが充実しています。“ギフト”として使われることが意識されています。また、郵便局としては当然ですが、各地の“ご当地切手”等も購入することができます。
そして、ネットが不得手という方には、カタログが充実しています。全国各地に局があることからカタログが手に入れやすいのも便利です。
さて、地域を限定して、“その地方の銘品”をそろえるネットショップはまだまだあるのですが、今回は全国を網羅しているネットショップの中から、特に地域の情報収集に強みを持つ、地方自治体・農協・地方新聞社・地方銀行・郵便局が展開するネットショップをご紹介しました。
パソコン画面の中で“地方の銘品”を見ていると、「行ってみたいな」とか「応援したいな」って気になってきますね。
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