「JAF」と言えば、車のトラブルに対応してくれるロードサービスとしてよく知られています。ほとんどの方は、車を所有することになった時に、初めて「JAF」に入会した方が良いかどうかを迷います。
最近は、「車を運転することがなく、運転免許証は身分証明書としてしか使わない。」なんて方も実際多いので、「JAF」なんて縁遠いと思われる方もいるかと思います。確かに「JAF」をロードサービスの会社か何かだと思っていると、そう考えてしまうことも仕方がないことなのですが、実際「JAF」には様々なサービスや会員特典があって、車を持っている人だけのものではありません。「JAF」はそんな日頃運転をしないという方々にもメリットがいっぱいなんです。
JAFはただのロードサービス会社ではない。
JAFはただのロードサービス会社ではありません。正式には「一般社団法人 日本自動車連盟(にほんじどうしゃれんめい)」と言って、日本語名をそのまんんま英訳した「JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION」を略して「JAF(ジャフ)と呼ばれています。私が入会した頃は「ジェイ・エイ・エフ」って呼ばれてました。
JAFが行っている一番の事業は何といってもロードサービスです。町でよく故障救援に走り回る「JAF」って書かれた青いレッカー車をよく見かけますよね。このロードサービスは基本会員は無料なので、ドライバーには特に安心の材料なのですが、運転をあまりしないという方にもお得なのが、様々な会員特典なんです。この会員特典。ロードサービスとは違って、車を運転していなくても日頃の生活の中で活用できるので、本当にお得です。
マイカーでなくても安心のロードサービス
JAFの会員特典を誰でも受けることができるのは、JAFが車単位での加入ではなく、個人で加入する会員制をとっているからです。
最近は、保険会社が提供する自動車保険にもロードサービスが付帯していて、無料で受けられるサービスが増えてきていますが、サービスを受けられる人は保険契約時に限定されています。しかし、JAFのロードサービスは、会員でさえいれば、24時間、365日、全国どこででも受けることができます。
会員外であれば有料になりますから、1回サービスを受ければ、それだけで数年分の会費を回収できることにもなります。
普段は運転しないとは言っても、どうしても運転しなければならない時はあります。マイカーは持っていないが、仕事場では社用車に乗っている。なんて方もいらっしゃるでしょう。たまに運転せざるを得なくなった時、帰省時に急に車を運転することになった。友達とドライブ旅行に出かけた。そんな時に限って、ロードサービスを受けたいという場面に遭遇するものです。しかし、車を持っていない。普段運転をしないという方でも関係ありません。そんな場合でも、会員でさえいれば、ロードサービスを受けることはできるのです。
さらに、会員が運転または同乗する車であればOKなので、レンタカーや友人の車に同乗しているだけでも対応が受けられます( ただし、緑ナンバーや黒ナンバーの事業用車両に客として乗車していた場合には対象とはなりません)。
会員優待の充実
そもそも、普通に自家用車を運転していても「JAF」のロードサービスをお願いしなければならないようなことはそう度々には発生しません。私はもう30年近く会員になっていますが、これまでロードサービスを受けたのは数回なんです。なので、もちろん“転ばぬ先の杖”として大きな安心に繋がってはいるものの、JAF会員であることの大きなメリットは会員特典にあると言っても過言ではありません。
JAFの会員サービスとして、私が嬉しいのは、会員機関紙と会員優待の二つです。
『JAF Mate』は年10回発行されているJAFの機関紙です。
「機関紙なんて送られては来るけどほとんど見ない。」という方も多いかもしれませんが、JAFの機関紙には、車や交通安全に関する特集をはじめ、ドライブ旅行や暮らしに役立つ情報が詰まっています。
ドライブガイドや観光地の見どころ紹介は、他の雑誌などにも掲載されているので、特にという訳ではありませんが、JAFならではと私が特にお勧めするのは、「危険予知」のコーナーです。
掲載された写真を見ながら、運転上の注意点を予測するというもの。普段運転をする人にとっても、「こんなことにも註が必要なんだな」と、運転時に注意すべきことを思い起こさせてくれるコーナーです。もちろん、運転者だけでなく、歩行者としてや自転車や二輪に乗っている時に参考となる点も多くあるので、毎号欠かさず見ています。
そして会員優待は、全国約47,000施設という会員優待があるということ。何よりJAFらしいのがガソリンスタンドです。たまにしか運転しないという時。そしてレンタカーを使った時でも必ず利用するのがガソリンスタンドです。その時しか使わないガソリンスタンドであっても、「JAF割引」であれば結構なお得感が得られます。
そして、博物館・美術館などはもちろん、観光地にある様々な施設、そしてお食事処や土産物屋でもJAF優待を行っているところはたくさんあります。当然車で出かけていなくても博物館や美術館の優待は利用できますし、日々のランチでもJAF優待は利用できます。つまり日々の暮らしで活用可能なんです。
どこで「JAF優待」を受けられるのかは、会員証アプリを携帯にインストールしておけば、近くの優待施設を簡単に検索することができます。特に全国展開しているチェーンの飲食店などは優待が受けられることが多く、優待額も50円から100円ほどのところもあって、使えば使うほどお得という訳で、優待だけで会費分は回収できてしまいます。
会員特典利用には携帯アプリ利用が断然便利です。 「携帯アプリ活用で断然便利!! お得なJAF会員優待の使い方」 |
JAF優待は明日からでも受けられる
「JAF」会員になるには、入会金2,000円と、年会費4,000円が必要です。
もしご家族に「JAF」会員がいらっしゃれば「家族会員」が選択できます。この場合、入会金は無料で、年会費は2,000円になります。
※もし、お子さんが運転免許をとったら、車より先に「JAF」会員にしてあげてください。
入会手続きはネットで出来ます。会費支払いもクレジット、コンビニ払いできます。